求人票は「書ける人がいない」が一番の壁

人手が足りないから求人を出したい。なのに、その求人票を書く時間がない――中小企業や道の駅の現場でよく聞く悩みです。頭の中には仕事内容も職場の良さもあるのに、文章にする段階で止まってしまう。

そこで使えるのがAIです。きれいな文章を書く必要はありません。箇条書きのメモをAIに渡して、応募者目線の文章に「整えてもらう」のです。

図1: 箇条書きメモをAIに渡し、【要確認】を埋めて求人票を仕上げる3ステップの流れ

そのまま使えるプロンプト例

あなたは中小企業の採用担当のサポート役です。
以下のメモをもとに、求人票の「仕事内容」と「職場の魅力」の文章を作ってください。

条件:
- 応募を考えている人が読む文章。専門用語や社内用語は使わない
- メモにない情報は勝手に足さない。足りない項目は【要確認】と書く
- 仕事内容は箇条書き5つ以内、職場の魅力は200字程度

メモ:
- 道の駅の直売所スタッフ。レジ、品出し、産直野菜の陳列
- 朝は農家さんの搬入対応あり
- 土日祝は忙しいが、平日休みは取りやすい
- 制服貸与、車通勤OK

メモの部分を自社の情報に差し替えるだけで、観光案内所の受付でも、6次産業の加工場スタッフでも同じ型が使えます。

なぜ「メモにない情報は足さない」と書くのか

AIは気を利かせて「アットホームな職場です」といった定型文を勝手に足してくることがあります。実態と合わない一文は、入社後のミスマッチのもとです。だから「勝手に足さず【要確認】と書く」と縛っておく。すると給与や勤務時間など、メモから抜けていた条件が【要確認】として並ぶので、求人票の抜け漏れチェックリストとしても働いてくれます。

もうひとつのコツは「箇条書き5つ以内」の制限です。道の駅や観光施設の仕事は、接客も品出しも搬入対応も、と実際は幅広い。全部書くと散らかって、応募者には逆に伝わりません。数を絞ると、本当に伝えるべき仕事が自然と前に出てきます。

図2: 「メモにない情報は足さない」の縛りの有無で、定型文の混入と抜け漏れチェックがどう変わるかの比較

明日やれる一歩

上のプロンプトのメモ部分を自社の情報に書き換えて、そのままAIに貼り付けてみてください。出てきた【要確認】を埋めるだけで、求人票の下書きが一つ手に入ります。文章づくりで止まっていた求人が、まず一歩前に進みます。